こんな悩みありませんか?
- 容量に対して、持ち物が少ないからバッグが潰れて、うまくベルトを張れない。
- 荷物はいっぱいなのにベルトを張るとバッグが潰れてしまう。
- 走行中に後ろを見ると、バッグが落ちそうになっている。

カセビー
初めてのツーリングで荷物が収まらず、走行中にストラップが緩んで冷や汗をかいた経験があります。

カセビー
そこで本記事では、日帰り・1泊・2泊以上に分けて最適なシートバッグ容量と選び方の基準をまとめました。固定方法や雨対策、パッキングのコツまで、初心者の方でも失敗しにくい手順で解説します。
本記事の結論(早見表)
- 日帰り:10〜20L(小型) … 必要最低限。軽快で取り回し◎。
- 1泊:25〜35L(中型) … 着替え+防寒+レインが無理なく入ります。
- 2泊以上:40〜60L(大型) … 余裕と可変容量(拡張ファスナー)を推奨。
- 迷ったら:ワンサイズ上+可変容量を選ぶと失敗しにくいです。
選び方の基準(まずここを見ます)
容量と可変機構
- 旅程・季節・装備の嵩で決めます。拡張ファスナーがあると汎用性が高いです。
固定方式と安定性
- 4点ベルト固定が基本。D環の強度と荷締めベルトの長さを確認します。
取り付け相性(車種別フィット)
- シート長・グラブバー・リアキャリアの有無で選択が変わります。
アクセス性(開口部・外ポケット)
- レイン上下は最上段/外ポケットへ。頻繁に出し入れする物の位置を決めておきます。
雨対策
- 専用レインカバー+縫い目のシーム処理/インナードライバッグ(二重化)を推奨します。
タイプ別比較(小型/中型/大型)
小型:10〜20L(目安:日帰り)
- 入る物:レイン上下、工具、飲み物、軽食、モバイルバッテリー。
- メリット:軽量・取り回し良し・車体干渉が少ない。
- デメリット:防寒や土産ですぐ満杯。
- こんな人に:軽装の日帰り/近場ワインディング。
- 注意:積み過ぎによる高さ増は風に弱いです。

カセビー
近場を走る程度であれば、簡単に脱着できるタンクバッグもおすすめです。
信号待ちや停車中も多少の出し入れが可能で便利です。
タンクバッグのおすすめが気になる方はこちらから
中型:25〜35L(目安:1泊)
- 入る物:上記+着替え1セット、防寒ミドル、洗面用具。
- メリット:汎用性が高く、最初の1台に最適。
- デメリット:空荷時に大きく見えることがある。
- こんな人に:温泉1泊/季節の温度差に備えたい。
- 注意:重心を低く(重い物は下・前寄り)に。

カセビー
中型、小型を検討されている方は、シートバッグではなくサイドバッグもおすすめです。
大型:40〜60L(目安:2泊以上)
- 入る物:上記+着替え複数、防寒アウター、土産スペース。
- メリット:余裕が旅の快適さに直結。拡張で臨機応変。
- デメリット:横風・共振対策が必要、固定は丁寧に。
- こんな人に:連泊ツーリング/装備多めの季節。キャンプをするもしくは検討している
- 注意:車体のオーバーハングを出し過ぎない。
固定とパッキングのコツ
固定(4点留めの基本)
- ベルトは前後クロスでテンションをかけ、金具は当たり傷に養生をします。
- 仕上げにねじり戻し(ベルトの余りを巻き付ける)でバタつきを防止します。
パッキング(荷崩れを防ぐ)
- 下:重い物/中央:着替え/上:レイン・防寒・カメラ。
- 形は直方体に近づけるとズレにくいです。
- 特に中型以上のサイズだと中でテンションを張って、バッグ自体の形状を崩れなくするインナーベルトが付いているものがありますのでバイクへ取り付ける前に使用しておくと荷崩れしないパッキングになります。
雨の日の積載
- ドライバッグで内袋二重化。開口部を下向きにして雨侵入を防ぎます。
バイク別フィットの目安
ネイキッド/ストリート
- ほぼ全サイズ適合。シート長とグラブバーで固定点を確保します。ナンバープレートステーも使えます。
フルカウル/SS
- 小型〜中型向き。タンデムシートの短さに注意、ステー追加が有効です。
- 固定する場所が少ないため、ナンバープレートステーを付けてベルト固定します。
アドベンチャー/ツアラー
- 中型〜大型が扱いやすい。キャリア併用で安定感が増します。
スクーター
- シートバッグよりリアボックスが相性良い場合あり。ベルト通しに注意。
よくある失敗と対策
- 走行中に緩む → 留め具の向きとテンションを見直し、到着後に再現練習します。インナーベルトの確認も忘れずに。
- 取り出しにくい → レインは最上段、頻出アイテムは外ポケット固定。
- 横風でふらつく → 高さを出し過ぎない/大型は幅より高さを抑えます。
- 固定ベルトでカウルに傷が入った→保護シールを固定ベルトの直線上に貼り付ける。
出発前チェックリスト
- (バッグによりますが)インナーベルトは締めた。
- ベルト4点の緩みなし/金具接触部を養生。
- レイン上下は外ポケット、タオルと替え靴下をジップロックで。
- 取り回し時にマフラー干渉なし/テールランプ視認性確保
まとめ
選び方は容量→固定→雨対策の順で考えると迷いません。
基本目安は 日帰り10〜20L|1泊25〜35L|2泊以上40〜60L+可変。
固定は4点留め・低重心・高さを出し過ぎないことがポイントです。購入前に手持ち装備で仮詰めし、ワンサイズ上の余裕を持たせると快適に旅ができます。
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