- 圏外や雨でスマホナビが使えず道に迷う
- 給油のたびにスマートキーが見つからず慌てる
- 首元が冷えて集中力が落ちる・疲れやすい
- 突然の雨で荷物がびしょ濡れになる
- 水滴や結露でタッチ操作・視界が不安定になる

私も同じ失敗を重ねました。そこで「小物」を見直したところ、走りの安定と安心感が大きく変わりました。今回は持っていれば助かった小物5選を、失敗談ベースでご紹介します。
まず結論(早見表)
- 紙地図(ツーリングマップル):圏外・電池切れの最後の保険
- 決済用スマートキー(給油用):給油でジタバタせず、スタイリッシュに給油
- ETCカード:高速道路の旅に簡単決済と割引を
- 防寒着(季節の変わり目):気温の変化で体力を奪われない
- グローブカバー:体感温度と集中力を底上げ
紙地図(ツーリングマップル)
結論
圏外・電池切れ・結露でスマホが沈黙しても、紙地図があれば復旧できます。また、ツーリングマップルには、キャンプ場や日帰り温泉、フェリーの時間なども載っており、地図機能だけでなくライダーに寄り添った情報がたくさん載っています。
理由
スマホは電源・電波・防水のどれか一つが欠けると弱い。ツーリングの計画を立てる上でもライダーのナマの情報が多く載っているツーリングマップルは、大変便利です。
失敗談
山間の大田市三瓶町でナビが固まり、雨で操作不能。紙地図がなく休憩所探しに30分ロスしました。
対策
ツーリングマップルに太線でルート・給油間隔・退避場所を書き込み、A4クリアファイルで簡易防滴。タンクバッグ最上段に常備します。
決済用スマートキー(給油用)
結論
給油の一連動作(タンク開閉→決済→給油)がワンモーションになります。雨や冬でももたつかず快適です。
理由
非接触決済のキー型サービス(例:EneKey など)を登録しておくと、グローブを外さずスムーズ。※ 対応SSや利用条件はサービス公式の最新情報をご確認ください。
失敗談
小雨の給油でグローブを外し、濡れた手で財布とスマホを出し入れ…列を詰まらせて冷や汗。
対策
スマートキーは、バイクの鍵につけて持ち歩きます。
ETCカード
結論
料金所がノンストップになり、時間も体力も節約。ロングツーリングの強い味方です。
理由
首は風の入口で、冷えると全身の筋緊張と疲労が増えるためです。
失敗談
連休の料金所で小銭ゴソゴソ→後続に気まずい…以後はETCでスムーズに。
便利
ルート次第では各種割引や周遊プラン(例:NEXCOの「速旅」など)が有利。
内容は最新情報を確認して選びます。
防寒着(季節の変わり目)
結論
薄手ミッドレイヤーで体温を守ると集中力が保てます。
理由
平地が暖かくても、山・海沿い・夕方で一気に体感が落ちるため。
失敗談
快晴の平地仕様で大山(鳥取県)へ→首・肩が冷えて疲労倍増。ペースが乱れました。
対策
インウェアで代用も可ですが、汗冷えを避けるためレイヤーで微調整できる別体を推奨。
おすすめ:軽量ミッドレイヤー(薄手インサレーション)/薄手ウインドブレーカー
薄手フリース/化繊インサレーション/ウインドブレーカーのいずれかを圧縮袋で携行。
グローブカバー
結論
雨や寒さ対策になり、場所も取らないからです。
理由
手が冷えると、体力と集中力の低下・誤操作につながるからです。
失敗談
季節の変わり目で日中は暑かったため、メッシュグローブでツーリングに行っていました。
帰りが遅くなり、日が暮れた山道を走っていると常に冷たい風が手に当たり、体力が削られ事故に合いそうになったことを今も忘れません。
対策
日中あったかいからと気を抜かず、常にタンクバッグやウエストポーチなどすぐ取り出せるところに入れておきます。
今日からできる“定位置化”チェック
- タンク/外ポケット最上段:紙地図(ツーリングマップル)
- ベルトループ:リール付きキーケース(決済キー)
- バッグ上段:予備グローブ・薄手ミッドレイヤー
- 出発前:ETCカード有効期限/車載器ランプ/周遊プラン
まとめ
「なくても走れる小物」こそ、困った瞬間に効く装備でした。
決済キーで給油がスムーズ、紙地図で道迷いゼロ、ETCで渋滞ストレス軽減。さらに、予備グローブと薄手防寒で操作性と集中力が戻ります。次のツーリングは、この5点を定位置に仕込んで出発してみてください。走りの余裕がはっきり変わります。
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