プロテクターの重要性と選び方:規格・サイズ・装着位置(コミネ/RSタイチ)

装備
こんな悩みありませんか?
  • どの規格(CE)を選べば良いのか分からない
  • サイズは合っているはずなのに、守れている実感がない
  • 胸部・背中・膝の「正しい位置」が分からない
  • コミネとRSタイチ、どちらが自分に合うのか迷う
  • 夏は暑くて結局外してしまう——安全と快適の両立が難しい

この記事の結論

  • 結論:最優先は胸部→背中→肩肘→膝の順でアップグレード。
  • 買い方の順序:①規格(CE)を満たす自分の体に合うサイズ走行姿勢で位置が合う装着
  • ブランド選定:フィットが合う方を優先。コミネ=サイズ展開とコスパRSタイチ=フィット感と快適性という傾向があります。

なぜ重要か

  • 理由1:初期衝撃の吸収は規格適合かどうかで大枠が決まります。
  • 理由2サイズ不一致は“隙間”や“めくれ”を生み、ガード位置が外れます。
  • 理由3装着位置のズレは“守りたい骨の中心”から外れ、効果が目減りします。

規格から選ぶ

CEの基礎

  • CE EN1621-1:肩・肘・膝・股関節などの四肢用。Level 1 / Level 2
  • CE EN1621-2:背中用(バックプロテクター)。Level 1 / Level 2
  • 胸部はメーカー表記(CE準拠の独自試験/EN1621-3等)を必ず確認。

レベルの目安

  • 街乗り~ツーリング:快適性重視でL1から。
  • ハイペース・長距離:防護性優先でL2を検討。
Point!

まずは胸部・背中をL1以上、余裕があればL2へ。規格不明は避けます。

サイズとフィット(試着のコツ)

基本の合わせ方

  • 立ち姿勢ではなく実際の前傾姿勢で確認。
  • 胸部:胸骨中央~みぞおち上までを広く覆う。
  • 背中:肩甲骨上端~尾てい骨手前まで。
  • 肩肘膝:関節の中心に当て、動かしてもズレないかチェック。

よくあるミス

  • ジャケット内のポケットサイズと合っていない
  • 厚着・薄着で季節によりフィットが変わるのを想定していない。
Point!

季節最大厚みで試着し、屈伸・左右確認まで行えば失敗が減ります。

装着位置の最適化(部位別ガイド)

胸部

  • Point:最優先。中央割れ・左右分割など形状は好みでOK、みぞおちを外さない固定が必須。
  • Example:腹側へ落ちるならストラップ増設や面ファスナーで微調整。

背中

  • Point:長さが足りないと腰椎が露出。座面に当たらない最大長が目安。
  • Example:長すぎて当たる→薄型ハイブリッドへ変更。

肩・肘・膝

  • Point:関節中心+動作時にズレないこと。
  • Example:膝は乗車時の曲げ角で中央に来るよう位置を合わせる。

素材と構造の選び方(快適性×防護性)

ソフト(発泡・衝撃硬化フォーム等)

  • メリット:軽い・動きやすい・通気性。
  • デメリット:高エネルギーではハードに劣る場合。

ハード(樹脂シェル)

  • メリット:貫通・突き上げに強い。
  • デメリット:重い・当たりが出やすい。

おすすめ:ハイブリッド(ソフト+プレート)

  • 長所:両立型。ツーリングに好適
  • Point:迷ったらハイブリッドがバランス良し。
カセビー
カセビー

わたしは、胸・背中・肩・肘はRSタイチのプロテクター入りジャケット。

膝は、RSタイチのインナープロテクターです。

コミネ/RSタイチの選び方(傾向比較)

フィットと展開

  • コミネサイズ・価格の選択肢が広い。入門~中級のアップグレードがしやすい。
  • RSタイチフィットと快適性に配慮した設計が多く、長時間でも疲れにくい。

互換性とアップグレード

  • Point:手持ちウェアのプロテクターポケット形状各社の差込規格を要確認。
  • Example:差し替えでL1→L2へ段階的に更新可能なモデルが便利。

走行シーン別の選択(具体例)

街乗り・日帰り

  • Point:動きやすさ優先で胸部L1+背中L1、肩肘膝はソフトでもOK。

高速・長距離

  • Point:防護性優先で胸部/背中はL2、膝はハードorハイブリッド。

夏・冬

  • Point:夏は通気孔つき、冬は面で当たる柔らかめが快適。

よくある失敗と対策

  • 大きすぎて動く → 小一つへサイズダウン or 位置固定用パッド追加。
  • 重くて疲れるハイブリッドの薄型へ。
  • 胸部が当たるカーブ形状へ交換/取り付け高さを5〜10mm単位で調整。
  • ずれて守りたい所に当たらないストラップ追加面ファスナー増設で固定。

試着・購入前チェックリスト

  • 走行姿勢で骨の中心に当たるか
  • 呼吸の妨げなし/肩の可動域確保
  • ジャケット内ポケットとサイズ互換
  • 季節最大厚みで面ファスナー余裕あり
  • CE表記(L1/L2)と対応部位を確認

メンテナンスと買い替え目安

  • 汗・雨は陰干し→フォームは押さえ拭き
  • 衝撃を受けたら点検(割れ・ヘタり)。
  • ヘタリや変形が出たら買い替え。数年に一度の見直しが安心です。

まとめ

  • プロテクターは規格→サイズ→装着位置の順に最適化すれば、安全性が段違いに向上します。
  • 規格は性能の土台、サイズと位置は実際に守れるかを左右します。
  • まず胸部と背中をL1以上へ。合わないと感じたらコミネ/RSタイチでフィットを比べ、走行姿勢で位置合わせ。
  • 今日から胸部・背中の見直しを。次のツーリングは、守られている安心感が違います。

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